工房ツクルテが「やじろべぇ」を作るようになったきっかけ
2011年、東日本大震災の年、当工房でもコンクリートが割れたり、陶器市出店予定の作品が割れてしまったりと、大きな余震が続く中、窯を焚くこともままなりませんでした。陶器市の開催日が近づくにつれ、気持ちばかりが焦る中で、「なんとかしなくては…」と言う気持ちから、身近にあった木や針金を使い、植物形のカードスタンドや、四つ葉のクローバーを銜えた鳩の「やじろべえ」を制作し、陶器市のテントに並べてみました。少しずつ売れて、「今ではコレクションしている」というお話も聞けるので、最近では針金で「やじろべえ」を制作している時は『やじろ亭』というネーミングで、「やじろべえ」を販売しています。(テント販売限定)
根本 博幸
この度はやじろ亭の「やじろべぇ」をお買い上げありがとうございます。
皆様に「やじろべぇ」を少しでも長く楽しんで頂けるよう、いくつかお伝えしたいことがございます。
《上手な遊び方》
やじろ亭の「やじろべぇ」は針金で成形され、絶妙なバランスで形を保っています。
指で強くはじくと支柱から落ちてバランスを崩す原因になります。「やじろべぇ」を動かしたい時は、「フー」と軽く息を吹きかけるだけで、ユラユラと動き出します。
《ご注意》
・動くものが好きな動物にとっては最高のおもちゃとなり、場合によっては一撃で壊されてしまいます。お気を付けください。
・やじろ亭の「やじろべぇ」は基本的に針金で成形されています。針金は鉄で出来ていますので、時間の経過とともに錆が出ます。錆が出るのを防ぎたい方は、持ち帰ったら防錆材(CRC)などを吹き付けてください。(錆が出た「やじろべぇ」も時間の経過を感じられ、味わいがあります。)
《チャレンジ》
「やじろべぇ」のバランスが崩れた時、部品が取れていなければ、自分で大まかに直す事が出来ますが、場合によっては余計にひどくなる時もあります。直すコツとしては自分が思った方向に少しだけ動かしてください。その時、大きく傾いたときは逆に動かしたことになりますので、先ほどと逆に動かして見ましょう。この作業を何度か繰り返すことで、バランスが戻ります。
※下記のURLでより詳細な修正方法がご覧いただけます。