ツクルテ展、満員御礼。その裏の出産ドキュメントパート5

「赤ちゃんの頭がみえてますよぉー」 「じょうず!じょうず!」 こんな時でも「褒められれば伸びるタイプ」はがんばる。 「肩がでてきましたー」 「うーん!」最後のいきみ!! 「オギャー!」 「あぁ・・産まれた・・・」 「はい、どうぞ。」と工藤さんが私の目の前に赤ちゃんを差し出してくれた。 「あっ、男の子。えー信じられない!」 女姉妹で育ったので、男の子が私に授かるとは、思ってもみなかった。 (鈴木先生はとうとう最後まで男の子か女の子か教えてくれなかったので、 産まれてみて初めてわかった。) 「へその緒さわってみますか?」と、工藤さん 「触ってみたいです!」 まだ、私と赤ちゃんをつないでいるへその緒を触らせてもらう。 確かにドクドクと私から赤ちゃんへ栄養がしっかりと流れているのがわかる。 「変なもの食べなくてよかった・・」 今更ながら「赤ちゃんと私は繋がっていたんだぁ、」と実感する。 「では、切らせていただきますね。」 「お願いします。」 「ここから、赤ちゃんはお母さんと離れて、自立の一歩を踏み出しますよ。」 と、工藤さん。 なんか、寂しいような、嬉しいような・・。 「おめでとう!おめでとう!」 「安産でしたね!この病院全体が根本さんの赤ちゃんの誕生の喜びに 満ちましたよ!」 「ありがとうございました!工藤さん、藤本さん、婦長の海老沢さん、鈴木先生・・ あれ?鈴木先生いらっしゃいましたっけ?」 「先生は後半、根本さんの手をずっと握ってらっしゃいましたよ。」 「えっ、手は藤本さんが・・・?」 「初めは握ってましたが、最後は私、足を押さえるので、必死で・・」 と、藤本さん。 「私は、取り上げるので必死で・・・」 と、工藤さん。 「だんなさんが来れなかったので、多分先生が「わしがかわりに!」と、 握ってくれてたんじゃなぃ?」 一同(笑) 皆さん本当にありがとうございました。  終 ※それから、無事生まれた連絡を聞いて、家族全員が病院にかけつけてくれ、  対面をはたしました。 ※ブログをごらんの皆さんつたない文章にお付き合いいただきありがとう  ございました。次回からはまた普通の日記にもどります。

4 thoughts on “ツクルテ展、満員御礼。その裏の出産ドキュメントパート5”

  1. みのもんちゃん

    おぉ!
    まるで、推理小説を読むかのごとく
    ハラハラしながら読ませてもらったよ
    予定より早くて大変だったろうけど、
    安産でなにより!!
    「satokoさん似の男の子みたいなぁ」って
    言ってたのが本当になったわ♪
    まだ、帯明けしてないのに
    ツクルテブログの仲間に
    報告ありがとう。

  2. satoko

    みのもんちゃん、コメントありがとう!
    ホント、無事に産まれてよかったよ。
    これから、何かとお世話になる時がくると思うけど、どうぞよろしくね!

  3. みのもんちゃん

    ツクルテブログFANのみなさーん!
    satokoさんに代わり、
    何故最近、更新されてないか心配してると思うので
    勝手に報告しますね。
    この前、satokoさんと話したんですが、
    自宅のパソコンの調子が悪いみたいです。
    直ったら、更新されると思うので
    みんな、かきこしてあげてね。

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