ツクルテ展、満員御礼。その裏の出産ドキュメントパート3
みどりご助産院の工藤さん到着。
研修がまだ残っているにも関わらず、東京から朝一の電車でかけつけて下さった。
「どうですかー?」
と、工藤さん。
「まだ、ちっとも痛くないので実感がわかないんです。」
「必ず、痛くなりますから・・。満月ですし、そうそう、今日の満潮は何時かしら?」
携帯のサイトで満潮の時刻を調べたり、世間話をして過ごす。
今日中に産まれるにしてはあまりにも穏やかな時間が過ぎる。
「さて、どこで出産されますか?分娩室を使います?それともここでも
いいですよ?」
「えっ!ここですか?」
ここには木製のベットとテレビがあるくらい・・。
「ええ。ここでも産めます。でも私一人ではちょっとねぇ・・」
なんて話していると、工藤さんの携帯に助手の藤本さんから連絡はいる。
「藤本さんが11時頃到着するそうです。藤本さんが来てくれるとなると、
ここでも産めますよ。フリーバースになります。」
おおっ、藤本さん。せっかく千葉の実家の引越しの手伝いに帰っていたのに
ごめんよぉー。
「では、フリーバースで。この部屋で産むことにします。
分娩台は長女の時に経験済みやし、腰がやたら痛かったし。」
「わかりました。」
午前11時 藤本さん到着。
ボリューム満点の鈴木産婦人科のお昼ごはんを私はたいらげ、
工藤さんと、藤本さんは出産準備のために一旦助産院に荷物をとりに帰った。
今日の満潮は午後6時らしい。
つづく・・。